いろいろ脱線したけど、で、わたしの誕生日。
週末のこと、わたし、気恥ずかしかったしでもちょっと楽しみにしてた。
どんなことしてくれるんやろうって。
初めての彼氏やったから……頭の中にはステレオタイプな「彼氏」像がって。「彼女」の誕生日には、特別な場所に連れてってくれて、普段は言えないような言葉を言ってくれて、洒落たプレゼントをくれるようなもんやと思ってた。
で、そのお誕生日を週末に控えた週の半ば。いつものようにスカイプをしてた。
鈴木「葉月の誕生日やなぁ。どっか行きたいとこある?」
葉月「う〜ん、神戸行きたい!」
鈴木「え、神戸?」
鈴木さんは完全に乗り気じゃない声やった。
葉月「わたしら一緒に行ったことないし、誕生日はちょっと遠出したいし」
鈴木「……交通費いくらくらい?」
葉月「(調べる)……◯円やわ」
鈴木「(ため息)」
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ちょっと中断。
今書いてて、あれ、こんなひどかったっけってなった(笑)。
当時のわたしめっちゃかわいそうやん!!!
あれ、あれ、もうちょっとマシやったはずやってんけどでも……何これ、何。
やっぱ改めて思い返さなわからんもんやなぁ……いや、わたしがあほなだけか。
ああ。
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葉月「もうちょっと近場で探すわ」
鈴木「うん〜」
わたしは近場で行きたいところ、ふたりで楽しめそうなところ、パソコンで探しにかかった。心にもやもやを抱えながら。
就職前でお互いお金ないの、特に鈴木さんは関西から関東に行って、その後、遠く離れたところに行くことは決まってて、で、ある程度まとまったお金を置いておかないといけないことはわかってた。
でも、『どっか行きたいところない?』って聞かれたから答えただけやのに、なんで不機嫌になられんなあかんのか、不明やった。