★ランキングに参加しています★



【過去記事】
1プロポーズされた!
2結婚できない典型的なアラサー痛女 
3またやらかした彼



私たちは出口のそば、コートなんかが収納されているのがわかるようなところに並べられた椅子に腰掛けて、お会計の準備ができるのを待ってた。


そしたら彼、収納をがさごそやってコートを取り出そうとするの。


葉「何してるん!」
彼「コート、着るでしょ?」
葉「こういうお店は、店員さんがそういうことやってくれるの。自分でやるのはマナー違反やと思うよ」
彼「なんで?そこにあるんだから自分でやったら良いじゃん」
葉「そういうものやと思うよ、早くしまって」
彼「……?そういうとこ、意外とやってもらうんだね。自分でやったらいいのに」


なんかもう……なぁ、これって私がおかしいの?


わたし、おかしくないんやと思うんやけど……。


これ以上、彼と話すのも面倒になってしまったので、困惑した表情のみ返した。







なんかシラけた。早く帰りたい。手もつなぎたくない。


がんばってくれたのはわかるけど、でも、彼に対してそんなふうに思ってしまって……それで、彼に「せっかくだから湖見ていかない?」なんて言われたけど、ものの30秒くらいで適当に切り上げて、帰路を急いた。


彼は自分でタイミングを作ることができないひと。例えば「付き合って1年記念日」とか「お誕生日」とかにプロポーズを仕込んでくるようなひとやともうわかっているので、この日もちょっと危惧してたんや。けれど、さすがにこの空気、自分の空回り度合い的にも言えるわけないやろうと安心はしていた。(なにかと……書いていて虚しくなってきた……)


でも、雰囲気やら空気、相手の気持ちを汲めない彼ならもしかすると言いよるかもしらんと思って、そういうにおいもあって、早く帰りたくて仕方なかった。


【過去記事】
1プロポーズされた!
2結婚できない典型的なアラサー痛女 
3またやらかした彼