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【過去記事】
1過去の過ちを思い出した

2優しさの塊のようなひと

3都合よく流れてよかった、なんて
4いちおう、付き合っていた人について
5本命の女がいる予感
6自尊心を満たすためだけに
7胸騒ぎ、女の勘が当たる日
8左手の薬指
9『あいみ』って誰?
10すべてが明らかになる時
11衝撃的すぎて壮大なネタかと
12さびしいはなしや
13決着をつけよう
14これ以上惨めにしないで
15追い詰められてハイになる
16ふたりの全てをなかったことに
17彼は良心を痛めたようだ
18お前がなんで感情的になるねん
19ドン引き、パニック、ひとり遊び
20最後のおやすみ
21晃司さんとさようなら
22優男さんとさよならしなきゃ
23さよならを拒否される
24強引に会おうとしないで
25結局会って話をすることに
26張りつめてたものが折れそうで
27崩壊、の、はじまり
28付き合ってもいない男の部屋へ
29号泣
30汚い女
31晃司さんとのことから一週間後にはもう
32みじめな気持ち、再び
33どこまでも不純
34ハプニング
35優男さんのご両親
36好きになる努力




日曜日の夜、今言わないとと思い立って、勢いのままに連絡をした。


葉月『今から会えない?』


すぐにレスポンスがあった。


優男『うん、どこ行きたい?』
葉月『ちょっと話したい』
優男『わかった、とりあえず向かいに行く。●分にいつものところで良い?』
葉月『うん、ありがとう』


1時間もしないうちに、車で迎えに来てくれた。


優男さんはとても嬉しそうな笑顔で駐車場で待ってた。目を見られなかった。


優男「とりあえず乗り」
葉月「うん」
優男「そのへんぐるぐるするし。ドライブしながら話そう」
葉月「うん」


助手席に乗り込んだ。明らかに優男さんは上機嫌やった。







しばらく何も言えなかった。


優男さんは時々、話かけてきたけどあいづち程度にしか返答できひんかった。でも早いこと話さんと、今日こそはちゃんと、さようならをしないとって……


で、切り出した。


葉月「さよならしたいって話やけど、ごめん、やっぱり気持ち変われへんくて」
優男「……その話か、何かと思ったら」


優男さんの声が少し曇った。




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38決定的なヒトコト