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少し前まで。


まず偶然の再会がたびたび。


大学を卒業したくらいからの友人知人とか、結婚相談所の入会を検討してた時の営業担当者の方数名とか。


次、過去よく聴いてた音楽を耳にする機会がたびたび。


まちなかやらカフェやらでね。こちらは20代なるかならへんか、結婚願望の塊みたいだった頃からの曲をね、よく耳にして。そのタイミングと曲、歌詞なんかに必然性を見出そうとしたりしていたよ、31歳の春。


そんな行為を客観視した時、それも含めてどこか、過去を振り返ってるような不思議な感覚やったの。


それで思った。わたし今、なんにも思い残すことがないって。


かつてわたしがいなければ壊れてしまいそうだった妹は、素敵な旦那と素敵な家庭を持った。病に倒れた祖父母に少しでも幸せな状態でいて欲しくってがんばってたけど、一方は仏様になりもう一方はずっと眠ったような状態になった。わたしがいなければ介護の負担がのしかかっていた母、げんきげんき。父、母のこと大好き。


友だち、彼氏やパートナーができてからというものわたしは不要になってしまったみたい。


わたしがおらんくたって全然、もう大丈夫なん。いいこと。


したいことは大抵やったし、行きたいところも大抵行った。やりたいこと、特にない。強いて言えば、気の合うパートナーとたくさんお話してたくさん笑って、の日々を送りたいけれどまあ、もう、前の彼のときに十分味わったし次またこんな人に出会える気はひとつもしない。


ああ、だめだ。


最近意識して別のこと、楽しいと思えることに傾倒しようと試みてた。割と没頭できていたから紛れてた。だから改めて過去のこととして、心境を書いてみたら逆戻りした。


もう死ぬんじゃないかという気持ちは絶望感とはまた少し違うの。悲観でもない。悟りのような気持ち。穏やかなの。


だからますますこの思考から離れないといけないと思って。


31歳。


コロナでころっとな、なんて不謹慎な言葉が頭から離れない。(口に出してはいけないので出したことはないけどだからこそ脳裏に焼き付いてしまったみたい。なのでここに吐き出す)