★ランキングに参加しています★




【過去記事】
彼と久しぶりのお出かけ……でも。


いつもと違って無口なわたしに彼は異変を察したようで、ときどき探りを入れてきた。


「どしたん、今日、静かだね」
「お腹空いた?」
「カフェかどっか入ろうか」
「焼き芋屋さんだ、食べる?」


わたしが無口になったり機嫌が悪くなったりすると、彼はものすごく食べ物を勧めてくる。


それも含めてなんだか虚しくなって、わたしははぐらかしてた。







でもなんか。こうして文字にすると、わたしがこじらせてる気がしてきた。


とりあえず続ける。







彼の好きなメニューのあるお店を見つけたので、そこでひと休みすることにした。


頼んだのはお団子とお抹茶。お団子は5つ1串のが3本出てきて、お抹茶にはお茶菓子がひとつついてた。


わたしは当然、ふたりで分けるものやと思ってた。


でも彼、お抹茶はほとんど飲んじゃうし、お団子は2串目の3つまで食べちゃうし。


こういうところ、前から気になってた。


料理を取り分けてくれるとき、いつも自分の方がちょっと多い。半分こするとき、ちょっと多く食べてしまう。


ほんとう些細なことかもしらんけど、相手より自分が大事なんやなってわたしは思うん。





【経緯】
婚活を始めるキッカケとなった人との思い出の地へ。
別れたのは6年近く前、
失恋、パワハラ、解雇、鬱、セフレ、裏切り、婚活、結婚相談所。
思い出に浸る旅、開始早々のハプニング。
6年の進歩を感じた出来事。
元カレと過ごした地で感じたこと
記憶を辿って見えたもの
ダメ男とばかり思っていたけれど
婚活7年生の現状……婚活の副作用?
距離を置いていた彼と1ヶ月ぶりに連絡をとった
別れを切り出された。
別れ話の行方
翌朝
彼の人柄、経歴……エリートとは
失ってから気づくってこういうことなのかな
最後の時に向けて 
彼と付き合って変わったこと 
必要以上に彼を責めた理由 
自分が間違ってたことに気がついた
準備を整え、そして…… 
その時を迎えた 
何事もなかったかのように 
泣かないと決めてたのに 
優しくしないで
表面上だけ、いつものように
彼の決断