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【過去記事】
婚活を始めるキッカケとなった人との思い出の地へ。
別れたのは6年近く前、
失恋、パワハラ、解雇、鬱、セフレ、裏切り、婚活、結婚相談所。
思い出に浸る旅、開始早々のハプニング。
6年の進歩を感じた出来事。
元カレと過ごした地で感じたこと
記憶を辿って見えたもの
ダメ男とばかり思っていたけれど
婚活7年生の現状……婚活の副作用?


わたしは不満を抱いてた。


遠路はるばる、片道6時間ほどかけて、わたしはこの地へ来てた。わたしは、せっかく彼の住む街へ来たのだから、おもてなしをしてくれても良いんじゃないかっていつも思ってた。


おもてなしとは、例えばその土地のどこか観光地へ連れてってくれたり、彼の手料理をふるまってくれたり。


だって、彼のいる地を訪れてすることと言えば、駅周辺をぶらぶらするか、彼の家でごろごろするか。あるいはわたしが退屈に耐えかねて見つけた、彼の家の側の大学やカフェでゆっくりするか。


でも…… 見ず知らずの遠く離れた地にいる彼としては、久しぶりに訪れたわたしにあれこれして欲しかったんじゃないかって思った。そうしてくれたってええやんって、俺ひとりやしって。


彼もわたしと同じように、不満を抱えてたんじゃないかな。


わたしは当時、自分ばっかり頑張ってるって思ってた。尽くしてばかり、彼は何もしてくれへんって。


でもそれはあまりに独りよがりな考えやったって素直に思えた。たしかにそういった面もあったけど……彼の優しさ、寂しさ、とか、気持ちを理解してた「つもり」なだけやった。


わたしは若かった。頑張ってたけどまだまだ未熟やった。きっと彼もそう。


彼や自分の不器用さ、幼さ、微笑ましさ、そんないろいろな感情が懐かしくって、愛おしくさえ思えた。


それから、もうすっかり過去の出来事ということをやっと実感した。


あれだけ大好きやった人、試行錯誤しながら胸を痛めたりなんかもして一生懸命やったのに……その具体的な痛みさえ思い出されへんくて。


当時、こうして懐かしむことができるなんて夢にも思ってなかった。