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精神を病んで無職で婚活、しかも、結婚相談所に登録とか、ようやったわ。
でも結局、その時の婚活で良い人たちに出会えて……本来の目的とは違った出会いやったけど(笑)。でも、そのお陰で今がある。
そんな、どん底やった時期のことを、流れを思い出しながら、重い気持ちで目的地に着いた。
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で、や。
朝イチでわたし、やらかしたんや。
思い出の地めぐりだけやったら絶対時間余るしせっかくやから観光もしよう、なんて思って、まず現地の神社に行ったねん。
行ったもん順にグループでまわらんなあかん神社で。わたしはとある少数の、ツアー団体といっしょにまわることなった。
詳細は省くけど、そこで出会ったおばはんがまぁ癖のあるひとで……。
わたしひとり旅やしさ、まぁ何か機会ないと口開かんやん。開いたところでそこは北関東の片田舎、わたしなんか関西弁丸出し。関西弁やとよその地域の人にはイキって聞こえたり調子乗って聞こえたりすると聞く。でもわたし、綺麗なイントネーションつまり標準語もしゃべられへん。やし、なるべく口を開かんで良いよう、目立たずひっそりしてたんや。
わたしひとり旅やしさ、まぁ何か機会ないと口開かんやん。開いたところでそこは北関東の片田舎、わたしなんか関西弁丸出し。関西弁やとよその地域の人にはイキって聞こえたり調子乗って聞こえたりすると聞く。でもわたし、綺麗なイントネーションつまり標準語もしゃべられへん。やし、なるべく口を開かんで良いよう、目立たずひっそりしてたんや。
それがあかんかったのかな。
わたし普段から大人しく見られるほうやけど、よけいにそう見えたやろうし、きっとおばはんもそう思ってたんやろうな。
おばはん含めその場にはおばあちゃん、おじいちゃんばかり、40代以下なんかわたししかおらんから嫌でも目立ったんやろう。
なんのかかわりもないのに間接的にディスられてたのはわかってた。でも、ついにわたし個人に向けられてるとわかるような嫌味を、言わはったんや。
「意味わからへん!!!」
反射的に口から出た。
思いのほか大きくって攻撃的な声で自分でもびっくり。でも、その言葉が契機になって、もう何かダムが崩壊したかのように止まらんくなった。