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【過去記事】
婚活を始めるキッカケとなった人との思い出の地へ。
別れたのは6年近く前、
失恋、パワハラ、解雇、鬱、セフレ、裏切り、婚活、結婚相談所。
思い出に浸る旅、開始早々のハプニング。
6年の進歩を感じた出来事。
元カレと過ごした地で感じたこと
記憶を辿って見えたもの
ダメ男とばかり思っていたけれど
婚活7年生の現状……婚活の副作用?


大まかな出来事は記憶に残りやすいけど、状況とか心境なんかは思いを馳せないと忘れてしまってるんやね。


人生って点と線とに例えられたりするけど、記憶として点々があって、線はぼやけてしまってるーなんて、実感した。


物語をつなぐうえですごく大切なところやのにね。


わたしのなかでぼやけていたあの人の思い出、点々のあいだの線は、あの頃のみじめな気持ちを一気に思い起こさせるほどの熱量をもってた。




あの人は遠距離のわたしを呼びよせるばかり。しかもわたしが行ってもほとんどを家で過ごすだけ。そのうえで、料理や掃除、洗濯といった家事能力もとめてくるようになって。わたしの負担ばかり大きいよう感じるようになった。



最後の少なくとも3ヶ月は、もう女の影があった。ひとりかふたり。気づいてたけど、確信はできずにいた。当時は一時の気の迷いくらいしゃーないなんて思ってた。それから、自分が至らないからそうなってしまうんや、自分を磨かなきゃなんて思ってた。


わたしと別れて1ヶ月経った頃やろうか、早くも彼女ができてた。


わたしはそのことを後で知った。こっぴどく振ったくせに、仕事の手伝いを頼んできて。未練たらたらやったしわたし、頼られたことが嬉しくて、睡眠時間削ってまでしかも無償で手伝った。


それが終わった後、彼女の存在を知らされた。


わたしは連絡を絶った。


それから2年後、風の便りで彼が結婚したことを知った。