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結局、わたしたちは互いに気を遣いあってたことがわかった。


金髪君は取り立ててイヤなやつってわけではなくって。でも、どこか信用しきれないし面白くないし……でもなんとなく話が続いてて、みたいな。まぁ、金髪くんとさよならしたところで何かわたしたちに目的があるわけでもないし(笑)。


でも、そうと決まれば話は早かった。


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葉「そろそろよそ行っといで、さっそくの場やし。もったいないよ」
友「わたしたちは人間観察にもどりますし」


ものの5分で、金髪君とはさよなら。ちょっと強引やったけど、まぁ一期一会やし。


友「なんかちょっといい女になった気分ですっ」


そんなことを言う友人に、私は萌えた。




金髪君との一部始終、わたしたちはずっと立ってた。


いい加減脚が痛くなってきたちょうどその時、友人がドリンク持ち帰ってくるついでに、座れる場所を確保してくれたの。(ぜんぜんちょうどその時ではないね)


それまで私たちがいたのは名ばかりバーテンダーのいるカウンターのすぐ側の壁沿い。


友人が確保してくれた場所は、会場の真ん中付近、ミラーボールのそば。


陽の光が当たる場所というか、そんな気がしてやっぱりどきどきしたし、何か周りのみんなにごめんねっていう謎の罪悪感みたいのも抱いてたけど、脚の痛さとちょっとの好奇心の方が勝ったので異動した。


道中、壁沿いで若い男の子と女の子とが刺激的なキスをしてた。


ミラーボールの真下では男の子がみだらに女の子に抱きついてて、女の子もまんざらでもなさそうにいちゃいちゃしてた。