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わたしと友人とはひたすら飲んだ。
バーのすぐそばの壁を定位置にして、飲みながら観察しながら、ひっそりこっそり。
バーのすぐそばの壁を定位置にして、飲みながら観察しながら、ひっそりこっそり。
うっすい梅酒、うっすい冷酒、うっすい焼酎。
アルコール分はほとんど感じられん。
でも、それは非日常かつチープな、学生くらいの若者がたむろする夜、そんな雰囲気の場にとってもマッチしてた。
アルコール分はほとんど感じられん。
でも、それは非日常かつチープな、学生くらいの若者がたむろする夜、そんな雰囲気の場にとってもマッチしてた。
それはわたしが幾度目か、バーテンダー(きっと名ばかり)の子にアルコールを入れてもらった後のこと。
友人のところにもどるとなんと、友人が若者とお話してるではない!
邪魔しちゃいけない。でもわたし、行き場がない。
だから、男の子とは反対側、友人のかげになるようなところに、微妙にちょーっとだけ距離をあけて収まろうと……。
友「こちら葉月ちゃん、わたしの友だち!」
わたしに気付いた友人はすぐ声をかけてくれた。
男「お話お伺いしてました、職場のお友達なんですよね」
金髪の可愛らしい男の子やった。どうやら友人は男の子に、わたしと一緒に来たことなんかを話してくれていたらしく、そこから3人で話すことになった。
友「場違いやねーって話してたんです、わたしたち笑」
男「確かに雰囲気違いますよね笑」
友「よくこういうところには来られるんですか?」
男「んー……三度目かな。ここで友人と待ち合わせてたんですけど、友人がなかなか来なくって。でも一人の方が好きに動けるので良い感じです。お二人は?」
葉「ぜんぜん、お酒を飲むところやと思って来たらこういうので。でも楽しいですね」
友「ね。ミラーボール、ほんとにあるんですね」
葉「こういう場所ってやっぱりミラーボールが周ってるもんやの?」
男「そうですねー、たぶん笑。でも、珍しいもんじゃないですよ」
とっても平和に雑談してた。
友人のところにもどるとなんと、友人が若者とお話してるではない!
邪魔しちゃいけない。でもわたし、行き場がない。
だから、男の子とは反対側、友人のかげになるようなところに、微妙にちょーっとだけ距離をあけて収まろうと……。
友「こちら葉月ちゃん、わたしの友だち!」
わたしに気付いた友人はすぐ声をかけてくれた。
男「お話お伺いしてました、職場のお友達なんですよね」
金髪の可愛らしい男の子やった。どうやら友人は男の子に、わたしと一緒に来たことなんかを話してくれていたらしく、そこから3人で話すことになった。
友「場違いやねーって話してたんです、わたしたち笑」
男「確かに雰囲気違いますよね笑」
友「よくこういうところには来られるんですか?」
男「んー……三度目かな。ここで友人と待ち合わせてたんですけど、友人がなかなか来なくって。でも一人の方が好きに動けるので良い感じです。お二人は?」
葉「ぜんぜん、お酒を飲むところやと思って来たらこういうので。でも楽しいですね」
友「ね。ミラーボール、ほんとにあるんですね」
葉「こういう場所ってやっぱりミラーボールが周ってるもんやの?」
男「そうですねー、たぶん笑。でも、珍しいもんじゃないですよ」
とっても平和に雑談してた。
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金髪男の子くんはいかにもクラブにいてそうなチャラ男とはちょっと違ってた。
金髪男の子くんはいかにもクラブにいてそうなチャラ男とはちょっと違ってた。
服装はカジュアルやし口調も落ち着いてて、それからお顔が整ってて、リア充な余裕が感じられた(うらやま)。
文系の大学生っぽい、あと、音楽とか読書とか好きそう。年下の彼女いそう(妄想)。
まぁでもなんか、小慣れた感じ。
文系の大学生っぽい、あと、音楽とか読書とか好きそう。年下の彼女いそう(妄想)。
まぁでもなんか、小慣れた感じ。
平和な雑談ではあったけど、こう、なんか、こう、なんていうの、何か裏に秘めてるような何というか。
こういう場で場慣れしてなさそうな女の子ちゃんを対象にしてるんやろうなあって思ってた。
わたしも友人もアラサーやしそんな気もないのに、貴重な時間をもらっちゃっていいのかなぁ、ああでも、力試しというか、この子からしたらお姉さん(おば……!)に挑戦してみようみたいな感じなのかなぁなんて、ぼんやり考えてた。