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【過去記事】
1過去の過ちを思い出した

2優しさの塊のようなひと

3都合よく流れてよかった、なんて
4いちおう、付き合っていた人について
5本命の女がいる予感
6自尊心を満たすためだけに
7胸騒ぎ、女の勘が当たる日
8左手の薬指
9『あいみ』って誰?
10すべてが明らかになる時
11衝撃的すぎて壮大なネタかと
12さびしいはなしや
13決着をつけよう
14これ以上惨めにしないで
15追い詰められてハイになる
16ふたりの全てをなかったことに
17彼は良心を痛めたようだ
18お前がなんで感情的になるねん
19ドン引き、パニック、ひとり遊び
20最後のおやすみ
21晃司さんとさようなら
22優男さんとさよならしなきゃ
23さよならを拒否される
24強引に会おうとしないで
25結局会って話をすることに
26張りつめてたものが折れそうで
27崩壊、の、はじまり
28付き合ってもいない男の部屋へ
29号泣
30汚い女
31晃司さんとのことから一週間後にはもう
32みじめな気持ち、再び




上司の対応に心は痛んだけれど、それは、晃司さんとの出来事から受けた衝撃とは別物やった。上司の(◉◞౪◟◉)こんな顔には嫌悪したけれど、でも、わたしを連れ出して話を聞き出してくれた、プライベートの時間を割いてくれたのは確かやから、そこは感謝した。


優男さんとはその週、連絡をしなかった。理由は、その時のわたしには、優男さんが必要なかったから。


晃司さんとのことで受けた衝撃は、上司の反応からして好奇の目でみられるような、興味津々で聞かれるような、それほどのものやったはず……やし、時折、どうしようもない悔しさ、苛立ち、虚しさ、なんかの波に襲われた。


けれどその衝撃は、わたしが最初の彼と別れた時に受けたものに比べれば断然小さなものって自覚してた。ご飯も食べられるようになったし、何せ晃司さんのこと、別に好きではなかったし。


優男さんにはほんとうにひどいことを……って、上辺では思ってたけど、実感することはなかった。フェアやもん、って。







とは言え、週末、わたしには予定がなかった。ひとりでいたらきっと、負の感情に苛まれるのはあきらかで……そのことが不安やった。


金曜日の夜、優男さんから連絡があった。


優男『こんばんは。ごはんちゃんと食べられてる?心配です。週末会えないかな?』


男の傷は男で……どこかで聞いたことがある。


わたし、優男さんのこと、好きになられへんものやろうか。そうすればきっと、幸せになれる。後ろめたさもなくなる。晃司さんとのことも結果オーライになる。


わたしは返事をした。


葉月『海が見たい』




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34ハプニング