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【過去記事】
1過去の過ちを思い出した

2優しさの塊のようなひと

3都合よく流れてよかった、なんて
4いちおう、付き合っていた人について
5本命の女がいる予感
6自尊心を満たすためだけに
7胸騒ぎ、女の勘が当たる日
8左手の薬指
9『あいみ』って誰?
10すべてが明らかになる時
11衝撃的すぎて壮大なネタかと
12さびしいはなしや





晃司さんへの未練のような想いを感じなかった反面、わたしの存在価値を改めて、知らしめられたような気持ちになった。わたしなんて所詮、この程度の人間やって。


こないだもちょろっと書いたけど、わたし、この時、自分の価値=人の評価やと思ってたから。


晃司さんは結婚をする。晃司さんのことを唯一無二の存在として捉えてる人がおる。


反面、わたしは……。


惨めな気持ちやった。







晃司さんがバスルームから出てきた。わたし、なんでやろう、面白くなっちゃって満面の笑みやった。


晃司「機嫌良さそう……どしたん」


大きな目をキラキラさせて、晃司さんは言った。


葉月「見つけちゃってん」
晃司「……見つけちゃったの?」


甘えたように言う晃司さん。これから起こること、予期なんてしてるはずないもんね。


晃司「お風呂、入っといで」
葉月「いい」
晃司「…いいの?」


わたしがふざけたとでも思ってたんやろう、なおも甘えた声で言ってきた。


葉月「机の上」
晃司「机……?」


きょとんとした顔で、晃司さんは言った。




▽次の日記
14これ以上惨めにしないで