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【過去記事】
1過去の過ちを思い出した

2優しさの塊のようなひと

3都合よく流れてよかった、なんて
4いちおう、付き合っていた人について
5本命の女がいる予感
6自尊心を満たすためだけに
7胸騒ぎ、女の勘が当たる日
8左手の薬指
9『あいみ』って誰?
10すべてが明らかになる時
11衝撃的すぎて壮大なネタかと






心臓がどくどく言ってた。手足には力が入らず、でも、頭の中はしんとしていて、落ち着いてるのか、パニックを起こしているのか、自分でもわからなかった。


結婚式の席次、いったんはファイルにもどしたけど……あかん、と思って机の上に置いた。


他にしないといけないこと。


お風呂……は諦めよう、わたしがお風呂に入っている隙に逃げられては困る。終電の時間は過ぎているから朝になってからホテルを出よう。借りてた本を返さんと、よかった、今日持ってきていて。あぁ、一緒に撮った写真消さないと。連絡先も。晃司さんの携帯のも消してもらわんと。







さよならをしないといけない悲しさは、不思議となかった。


この時は、意外とパニックになってるからであって、あとになってわいてくるのかもしれないなんて、考えてた。


でも、以後今まで一度も、そんな気持ちになったことはない。


わたし、晃司さんのこと……ほんとう、好きではなかったんや。ひととしては好きやったけど、たくさんいるひとのうちの一人やし、ある種、消耗品のような感覚……婚活歴長いひとやったらわかると思うけど……その程度にしか思ってなかったんやわ。


さびしい話。




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