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【過去記事】
1過去の過ちを思い出した

2優しさの塊のようなひと

3都合よく流れてよかった、なんて
4いちおう、付き合っていた人について
5本命の女がいる予感
6自尊心を満たすためだけに
7胸騒ぎ、女の勘が当たる日





この日は梅田から電車ですぐ、みずきの湯というところへ行った。スーパー銭湯というのかな、そういう施設にわたし、あまり行ったことなくて。晃司さんもそうやったから、いっしょに岩盤浴をしようという話になってた。岩盤浴エリアは男女わけられてなくて、いっしょに楽しめるから。


この日もいつも同様、楽しかった。どちらからともなくふざけ出して……覚えてるのは、じゃんけんをして、負けた方のお腹に石を乗せてくって遊び。もちろん、岩盤浴エリアは静かにしないといけないから、いっさい音を立てず、話さず、笑わず。


岩盤浴を堪能し、晃司さんの浮腫みはすっかりとれた。


帰りしな、電車の中での会話。


葉月「岩盤浴ひさびさやわ〜。晃司さん、岩盤浴したことある?」
晃司「ときどき、かな」


あぁ女か、と、またいつものように思った。







夜ごはんを食べに、また梅田に戻った。お店に着いて、メニューを決めると、晃司さんはすぐお手洗いに立った。


スマホをみると優男さんからメッセージがあった。既読にしてそのまま、放っておいた。


そろそろ優男さんとさよならしたいと思ってたから、頭の中で、その方法をふと考えて……生理的に限界間近ではあったけど、いい人やから、なるべく傷付けないようにって。まぁ付き合ってはいないからそんなにハードル高くないやろうけどって。


頭の中の浅いところでぼんやりしていたら晃司さんがもどってきたので、優男さんのことは頭から消えた。


薄暗い店内で、机の上にのっけている晃司さんの左手薬指が、やっぱり気になった。



▽次の日記
9『あいみ』って誰?