【過去記事】
1 相談所で出会った大手ハウスメーカー勤務の人
2 初めてのメールは好印象、でもグサッときた
3 結婚相談所で活動して意外やったこと
4 この人に絶対選ばれてやる、って火がついた
5 悶々とした気持ちを払拭すべく思いつく限りのことをして向上に努めたったった!
6 初面接前日になっても連絡が来ない
7 『僕は個性的な人間です』、ええ大人が主張すんな
8 好みの見た目に気持ち急変(単純)
9 出会いは相談所、初対面から和気あいあい
10 大人の包容力……(ちゃう、イジラレてただけ)
11 初対面やけど素でいられる人やった
12 佐々木さんの案内でカフェへ
13 おしゃべりな佐々木さんにマシンガントークはひっこんだ
14 一方的に話しまくる佐々木さんに閉口、それにそんな趣味があるなんて……
15 婚活史上二度目、アイドルオタクに遭遇
16 中年のおっさんが何ゆうとんねんきっしょ
17 謎の怒りのマシンガントーク
18 我に返って後悔、こじらせOLにはなりたくない!
19 佐々木さんの良いトコロ
20 ロリコン説浮上(若い女の子?少女?)
21 婚活を長年やってる人ならこの思考、わかってくれると思うねんな
22 お会計と複雑な心境……
23 割とええ雰囲気でお店を後に
24 一度目のごはんの手応えは上々、けど、感じるものがあった
25 可もなく不可もなく、でも、二度目会おうと思える人はかなりレア
26 端から見ればそこそこ気の知れてる関係に見えてたと思う
27 自分の世界に浸る佐々木さん。正直、退屈……

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佐々木「これで、最後かなっ?」


やっと、やーっと、佐々木さんの趣味リサイタルが終わった。その時間は、2時間にも3時間にも感じられた。


佐々木「あの時の写真も持ってくればよかった……」


私は頭が疲れてぼーっとして、目もしょぼしょぼして……リサイタルが終わった喜びの気持ちではなく、解放された安堵感のようなものを感じてた。


でも、次のヒトコトで、佐々木さんの意図がわかったような気がした。


佐々木「iPadがあると良いですね、話題にも困りませんしっ(^^)」


もしかして佐々木さん、話題のひとつとして、間をもたせるためにiPadを持って来てたの?やとしたら、その間のもたせ方は間違ってるよ、どうか、どうか気づい……気づくわけはないよね。


もう何でもどうでも良いや、ただただ疲れた……私はにこっとただ笑顔を返すしかできなかった。時間は入店してから、まだ1時間ちょっとしか経ってなかった。




どっからこうなってそうなったのかわからない。けど、話は前にご縁があった人のことになった。私は、その人の過去のことはあまり気にならない。いや、気にならないって言い切っちゃあ語弊はあるけど。事実として下心なく、終わったこととして話を聞くのであれば、なんも苦じゃない。


でも、佐々木さんのそれは、結婚相談所とは言え男女として出会った者として、私にとっては不快に感じるものやった。


そのニュアンスを上手く書けるかはわからんけど……次の回で書こうと思う。