【過去記事】
1 相談所で出会った大手ハウスメーカー勤務の人
2 初めてのメールは好印象、でもグサッときた
3 結婚相談所で活動して意外やったこと
4 この人に絶対選ばれてやる、って火がついた
5 悶々とした気持ちを払拭すべく思いつく限りのことをして向上に努めたったった!
6 初面接前日になっても連絡が来ない
7 『僕は個性的な人間です』、ええ大人が主張すんな
8 好みの見た目に気持ち急変(単純)
9 出会いは相談所、初対面から和気あいあい
10 大人の包容力……(ちゃう、イジラレてただけ)
11 初対面やけど素でいられる人やった
12 佐々木さんの案内でカフェへ
13 おしゃべりな佐々木さんにマシンガントークはひっこんだ
14 一方的に話しまくる佐々木さんに閉口、それにそんな趣味があるなんて……
15 婚活史上二度目、アイドルオタクに遭遇
16 中年のおっさんが何ゆうとんねんきっしょ
17 謎の怒りのマシンガントーク
18 我に返って後悔、こじらせOLにはなりたくない!
19 佐々木さんの良いトコロ
20 ロリコン説浮上(若い女の子?少女?)
21 婚活を長年やってる人ならこの思考、わかってくれると思うねんな




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葉月「いえ、大丈夫です(^^)」


ちょっと迷ったけど……佐々木さんのこと、嫌いにもなりたくなかったし、もうできるだけ早くおいとましようって思った。佐々木さんの飲み物は半分くらい残ってたけど、気にしないことにした。


佐々木「……いいんですか?」


きょとん顔でもいっかい聞かれた。


葉月「はい、もうお腹ちゃぽちゃぽなので(^^)」


とりあえずにこにこ。佐々木さんもにこにこ。で、少しの沈黙のあと、佐々木さんは意を決したように、自分の飲み物を飲み干した。


ちょっとびっくりした。


葉月「ゆっくり飲んでください」


言った時にはもうすでに、ごくりごくりやってたところ。


佐々木「いえ、大丈夫です、行きましょう(><)」


冷たかったみたいで、ひ〜って感じの顔をしながら、佐々木さんは言った。


ちなみに。婚活や男女の出会いでたいてい議論になるお会計問題について。この日は佐々木さんが出してくれるって言ったけど、自分の分は自分で出すって言ったらすんなり引き下がられたよ。


借りを作りたくないので、初対面で先が見えないって判断した人に対しては特に、自分で出したいって思うんやけど……佐々木さんに対しては2度目も会いたいって思ってたので、ちょっと強引にでも出してほしかったなって思った。なんかねー、「僕はけっこう、あなたのこと気に入ってます」って、態度で示してkれてるような気がするから。(じゃあ断るなってな)(複雑な乙女心)(乙女じゃない)(女)(ちがう、私ひとりの複雑な考えかもしれない)(こじらせ……)