【過去記事】
1 相談所で出会った大手ハウスメーカー勤務の人
2 初めてのメールは好印象、でもグサッときた
3 結婚相談所で活動して意外やったこと
4 この人に絶対選ばれてやる、って火がついた
5 悶々とした気持ちを払拭すべく思いつく限りのことをして向上に努めたったった!
6 初面接前日になっても連絡が来ない
7 『僕は個性的な人間です』、ええ大人が主張すんな
8 好みの見た目に気持ち急変(単純)
9 出会いは相談所、初対面から和気あいあい
10 大人の包容力……(ちゃう、イジラレてただけ)
11 初対面やけど素でいられる人やった
12 佐々木さんの案内でカフェへ
13 おしゃべりな佐々木さんにマシンガントークはひっこんだ
14 一方的に話しまくる佐々木さんに閉口、それにそんな趣味があるなんて……
15 婚活史上二度目、アイドルオタクに遭遇
16 中年のおっさんが何ゆうとんねんきっしょ
17 謎の怒りのマシンガントーク
18 我に返って後悔、こじらせOLにはなりたくない!


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葉月「すみません、つい熱くなりまして」
佐々木「いやいや、こういう話は引かれるかなっと思って言わなかったんですが、葉月さんは引くような方ではないということがわかってホッとしております」


いや引いてる、ガチで引いてるで!……って突っ込みたかったけどそんなこと言えるわけもなく。


葉月「そう言ってくださるとありがたいです……」


佐々木さんにつられて私も一礼。


口元にカレーついてたらまた、アノ時の二の舞になりかねないと、少し顔を伏せながらちらっとペーパーナプキンの方を見た。ちょうど机の真ん中にある。佐々木さんはさっと、自然な感じでケースごと、私の前にやってくれた。



葉月「ありがとうございます」
佐々木「いえいえ」


いえいえがちょっと大袈裟でわざとらしかったけど、当時は私、こんな人こんな人とばっかりご縁があって。佐々木さんのような些細な気遣いのできる人に会ったのは久方ぶりだったので、そういうとこはええところやな〜って思った。