【過去記事】
1 相談所で出会った大手ハウスメーカー勤務の人
2 初めてのメールは好印象、でもグサッときた
3 結婚相談所で活動して意外やったこと
4 この人に絶対選ばれてやる、って火がついた
5 悶々とした気持ちを払拭すべく思いつく限りのことをして向上に努めたったった!
6 初面接前日になっても連絡が来ない
7 『僕は個性的な人間です』、ええ大人が主張すんな
8 好みの見た目に気持ち急変(単純)
9 出会いは相談所、初対面から和気あいあい
10 大人の包容力……(ちゃう、イジラレてただけ)
11 初対面やけど素でいられる人やった
12 佐々木さんの案内でカフェへ
13 おしゃべりな佐々木さんにマシンガントークはひっこんだ
14 一方的に話しまくる佐々木さんに閉口、それにそんな趣味があるなんて……
15 婚活史上二度目、アイドルオタクに遭遇


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佐々木「葉月さんはどの子がいちばん好み?」


女の子が8人くらい写った写真を見せられ、聞かれた。


葉月「正直に言いますけど……私、みんないっしょに見えて……」


この時実感した。自分が小学生だったころ、モーニング娘。がめちゃはやってさ。私、特別好きなわけじゃなかったけど、この人可愛いな、とか、思ってたりした。そんな時、両親が「みんな一緒やん」とかって笑いながら言ってて。あぁ、おばさんおっさんなったらこんな風になるんやな、嫌や私はなりたくないなって、思ってた。私……気づかぬ内にそうなってた。


佐々木さんは私の返答を受けて、一瞬『えっ』て顔をした。


葉月「もちろん、可愛いなとは思いますけど、やったら私、ももクロの方が可愛いなって思いますし、べっぴんさんで言うたら少女時代みたいなのが可愛いって思います」
佐々木「少女時代は整形でしょ」


バカにしたように、佐々木さんは言った。


まず私は、別に、少女時代のファンでもなんでもない。でも。


佐々木「僕はね、生まれもった美しさがなんたらかんたら……」


腹が立った。中年のおっさんが何ゆうとんねんきっしょ、って。