【過去記事】
1 相談所で出会った大手ハウスメーカー勤務の人
2 初めてのメールは好印象、でもグサッときた
3 結婚相談所で活動して意外やったこと
4 この人に絶対選ばれてやる、って火がついた
5 悶々とした気持ちを払拭すべく思いつく限りのことをして向上に努めたったった!
6 初面接前日になっても連絡が来ない
7 『僕は個性的な人間です』、ええ大人が主張すんな


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気持ち、萎えてた。うだ〜っとしてた。


会ったらちゃんと振る舞って、成果だけは得ようと思ってたし、そういった面でのやる気はあったけど。


心はブルーもしくはブルー。(書いてみたかっただけ)。今後の婚活どうしよっかな〜なんて考えながら、待ち合わせ場所にいた。


ら、メールが届いた。


『件名:お疲れさまです

今○○にいます。▲分には着きそうです。〜〜』


以降、佐々木さんの服装や持ち物の特徴が書いてた。わんさかわんさか書いてた。


知らない。もう探して見つけて声かけて、と思って、自ら探すようなことはせんかった。とりあえず


『そうなんですね〜〜お気をつけて来てくださいね〜〜(※猫かぶった文面)』


って感じの返事をして、引き続きうだ〜っとしてた。



 

焦点を合わせずぼんやりとしていた視線の先……スクエア型のシルバーフレームのインテリ風眼鏡。切れ長一重、やけどぱっちりした目があった。すらりとしたスーツ姿、黒髪の長身男性。185cm以上はあるだろうか。


『葉月、さんですよね?』


だるさは瞬時に吹っ飛んだ。