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【過去記事】
1 まさかのこんな場所でも、出会いはあったねん!
2 おじいさんたちの趣味:若人の出会いの仲介役?!
3 見知らぬ番号からの着信から始まった
4 『青年』を紹介される
5 占い師さんに男を紹介してもらう日
6 初対面、ハナから憂鬱……
7 幼い頃からブスと言われて育ってきたから
8 相手と、仲人さん(?)と、サイゼリアで
9 パパッとさばいて帰りたい時に限って何かごちゃごちゃする
10 ごめんなさいの意思表示は早めの方がいいかなって思ってん
11 いかにも『お見合い』、でも意外とあっさり
12 急展開の前触れ、私は気づけなかった……
13 現地解散とかやめてーーー!!!
14 くちくさい繊維に引き止められる
15 どうかやめてくださいやめてください




なになになに。初対面の人になんでこんなこと言われんなあかんのん!


 私はただ固まった。


繊維「私とお付き合いとか絶対無理でしょ」 
繊維「無理なら無理ってはっきり言ってくださいよ!」


こわい〜(;O;)


しかもけっこう大きな声で言うもんやから、道行く人が振り返って見てるし……。


繊維はなぜかちょっと笑顔やし……それが余計に怖かった(;O;)


もうどうして良いかわからなかったので……とにかく『笑顔』でくすくすっとやった。テーマは『またまた〜ご冗談を〜(笑)』 。もちろんその時、テーマなんてなかったけど、さもそんな雰囲気に受け取っているよ〜って感じで。


そう思い込みたかった。


で、軽く頭を下げて……


そのまま帰った。


すっと、振り返ることもなく、帰っちゃった。追いかけてくるかもと思って怖かったから、人通りの多い道を早足で。


だいぶ行ってからおそるおそる振り返ると、そこに繊維の姿はなかった。と言っても心はまだ休まらなかった。最寄り駅につき、改札を出て振り返って、繊維がいないことを確認したときにようやく、ホッとした。




しばらくして、おじいさんから電話があった。『先方は良い印象を持ってはるみたいやけど』と。『ごめんね』の結果を伝えると、サイゼリアで先に伝えたこともあってか、あっさりと納得してくれた。


爺「あの人は正直、紹介する前からうまいこといかんかもと思ってましたんや」


そういうことやったのね、と、ちょっと安心。


ちなみにおじいさんにはこの後、もうひとり紹介してもらうことになるんやけど……それはまた別の機会にでも書こうと思う。