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【過去記事】
1 まさかのこんな場所でも、出会いはあったねん! 
2 おじいさんたちの趣味:若人の出会いの仲介役?!
3 見知らぬ番号からの着信から始まった
4 『青年』を紹介される
5 占い師さんに男を紹介してもらう日
6 初対面、ハナから憂鬱……
7 幼い頃からブスと言われて育ってきたから
8 相手と、仲人さん(?)と、サイゼリアで
9 パパッとさばいて帰りたい時に限って何かごちゃごちゃする
10 ごめんなさいの意思表示は早めの方がいいかなって思ってん
11 いかにも『お見合い』、でも意外とあっさり
12 急展開の前触れ、私は気づけなかった……
13 現地解散とかやめてーーー!!!
14 くちくさい繊維に引き止められる




繊維「あのっ」


突然、大きい声で言った。びっくりした。


繊維「ど、どう思ってますか? 私のこと」


(^O^)


突っ込みどころがありすぎるのとびっくりしすぎたのとで、笑顔で固まってしまったよ。


ぶっちゃけ。服装も経歴も職業も何にも取り立てて魅力ないし、そもそも不潔やし口臭いやんか。言えるわけがないやん。


参照:初対面、ハナから憂鬱……


葉月「言ったらだめでしょ、おじいさんに言わないとルール違反でしょ(^^)」
繊維「……」


あくまでも明るく、(笑)って感じで言ったのに、繊維無言。無表情で無言。何の圧力やほんまやめてくれ。


葉月「おじいさんから聞いてくださいね、それまでお互いお楽しみで(^^)」
繊維「私は是非またお会いしたいと思ってます」


なんやねんこいつ、って思うと同時に、なんかちょっとぞっとした。何を考えてるのかひとつもわからんかったから、得体の知れないもののように思えて。


それでも、好印象っぽく思ってくれてるってことは素直に有り難かったから、恐縮した感じでお礼を言った。いや単純に、ここは恐縮した。


でも。


繊維「絶対無理でしょ」


耳を疑った。