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【過去記事】
1 まさかのこんな場所でも、出会いはあったねん! 
2 おじいさんたちの趣味:若人の出会いの仲介役?!
3 見知らぬ番号からの着信から始まった
4 『青年』を紹介される
5 占い師さんに男を紹介してもらう日
6 初対面、ハナから憂鬱……
7 幼い頃からブスと言われて育ってきたから
8 相手と、仲人さん(?)と、サイゼリアで
9 パパッとさばいて帰りたい時に限って何かごちゃごちゃする
10 ごめんなさいの意思表示は早めの方がいいかなって思ってん
11 いかにも『お見合い』、でも意外とあっさり
12 急展開の前触れ、私は気づけなかった……





サイゼリアから見ると、おじいさんのお店と駅とは反対方向にある。


爺「では、また」


おじいさんはさよならを言った。サイゼリアの前で。


まさかの現地解散やった。帰る時のこと、残念ながら私は何も考えてなくて。『うっそーん』って感じやった。私と繊維は駅に向かう。同じ方向。気まずい。やし、ちゃっかり別の道でふわ〜っと解散しようと思ったんや。


葉月「では……(^^)」


でもな。


繊維「駅はどちらなんですか?」
葉月「
■■ですけど、ちょっと散歩して帰ろっかな〜って」
繊維「そうなんですね、送ります」
葉月「いいです、いいです、繊維さんはどちらの駅ですか?」 
繊維「私は▲▲駅です」
葉月「遠いじゃないですか、大丈夫です(^^)」
繊維「ダメですか……?」


ダメですかって何やねん。繊維は当たり前のようについてきた。


なんかね、自分が普段遣う駅に送ってもらうのって、なんかイヤやねん。プライベートを晒してるような気がして。もう会わないであろう人にあんまり情報知られたくないってのもある。自意識過剰かもしらんけど。


やし、私は提案した。


葉月「私が送ります(^^)」


気まずい時ほど笑顔になるのは悲しい性やわ。