そういえば「付き合おう」「うん」って儀式を行ったのは二人いた。
1人はカジュアルな街コンみたいなやつ、カフェでお話をした会にいた男の子。4~5歳年下やったと思う。誠実なのが伝わってきたし、断る理由がなかったのでお受けした。
ただ、半日さえもいっしょにいたいとは思えず、仕事終わりにご飯をともにするだけの関係だった。付き合おうの儀は3度目であったけれど5度目くらいに合った頃、ペットボトルの水の飲み方に引いてしまったことがトリガーになって、その後何かと生理的に無理になって、電話で付き合うことをなかったことにしてもらった。
次の人は見た目も持ち合わせたものも好みで一瞬恋をした。付き合おうの儀はやはり3度目であった。一日出かけることもあったし一緒に写真も撮った。
ただ、激務のためにではあるけれど、一週間に一度程度しか連絡は取り合わなかった。そのうえ、意味をなさない「ごめんね」があまりに多く、というか口癖が「ごめんね」で、当たり障りのない話しかできないうえに旅行の話が出たりして、もっと人間を知りたかったんやけど、3ヶ月が経とうとしたころにはもうこの関係を深めることは無理だと判断して、別れることにした。
手をつなぐことさえなかった。
信頼できる恋人ってこんなにも作るのが難しいなんてね。もっともっと簡単に考えていた。それに私、驕っていたと思う。自分はもてると勘違いしていた。思いあがっていた。
久しぶりにこのブログを見て、自分の書いた文章を見て驚いた。わたしはずっと変わっていないつもりでいた。変わってた。それはたぶん、ふみ君と別れるころにはすでにもう始まっていたし何ならもう土台はできていたように思う。
慢心。
自分に自信を持つことは良いことなのかもしれない。けれどその結果が今なのであればその進化は間違っていたように思う。今はそう思う。
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